会計リースに関するQ&A

Q.01 リースにより農業機械を導入しようと考えています。リース取引の種類と経理処理の方法を教えてください。

 リース会計基準では、リース取引をファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引の2種類に分けています。
 ファイナンスリース取引とは、リース期間の中途において契約を解除できないリース取引又はこれに準ずるリース取引で、借手がリース物件からもたらされる経 済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引をいいます。
 オペレーティングリース取引とは、ファイナンスリース取引以外のリース取引をいいます。
 ファイナンスリース取引であっても、一定の要件を満たす場合には、賃貸人から賃借人への引渡時においてリース資産の売買があったものとして取り扱われるこ とになります。つまり、賃借人から賃貸人に支払うリース料は購入代金の分割払いであり、リース料の合計額は取得価額を構成することになり、これを基礎に減 価償却を行うことになります。
 これに対し、売買取引に該当するもの以外のファイナンスリース取引とオペレーティングリース取引については、リース料の額のうち支払期日到来分について は、その期日の属する事業年度において賃借料(又はリース料)として必要経費に計上することになります。





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